多摩川を、「捕って」・「食って」・「漕いで」 2010-08-26 [スタッフ日記]
突然ですが、問題です。
『アメンボのニオイって、どんなニオイ?』
答え : 『 飴 』
多摩川に入れた網をすくい上げると、
数匹の小エビや小魚と共に、アメンボが入っていました。
『おっ、アメンボのニオイがする。』 と、蜂須賀さん。
『なんか、昔舐めた飴みたいなニオイがしましたけど・・・。』 と、僕。
『だから 「アメンボ」っていうんだよ。』 と、蜂須賀さん。
このあと、しばらく僕の手からはずっとそのアメンボの 「 飴 」 のニオイが
付いて離れませんでした。
会話は、先日の晴れた日に多摩川をカヤックに乗って遊んできた時のひとコマ
一緒に遊んでくれたメンバーは、
堀田 貴之 さん
かくまつとむ さん
蜂須賀 公之 さん
阿部 滋 さん( 環境コンサルタント & 鳥の専門家 )
といった、雑誌BE-PAL等で活躍されている、いわゆる素敵な遊び人の方々。
いつもカヤックの講習をしている京王線の「稲田堤」からスタートして、
東急田園都市線の「二子玉川」駅までを下る。
約7キロの道のりだったのだけれど、道草ばっかりで約1キロ進むのに
1時間半もかかったりしていた 。
道草は かくまつとむ さんの持ってきた網で魚を待ち受けて、草むらを
足でガサガサとやって魚を網へと追い込む。
網を上げるときの 『 何が入っているかな~ 』 感がたまらない!
ガサガサに夢中になる、いい大人5人。
捕れたのは、ウグイ、オイカワ、ヌマチチブ、タモロコ、スジエビ 等など。
エビなんか食べてみたりしてみた。
たわわに実ったコイも沢山。
鮎がハモった(食った)跡のある石なんかも発見。
アユは石に付いている、あの少し粘性のある茶色い要素を口の横で掻き食っているそう。
かくまつとむ さんいわく、これだけ簡単にこんな石が発見できるのは、
多摩川にアユが多い証拠とのこと。
蜂須賀さんは中州に上陸しては、食べられる野草をさがしていました。
捕った魚をああして、こうして、この草をまぶして、
パスタにしたら最高に旨いよ! とか教えてくれた。
写真はツバメの巣になる葦の密林に絡むように植生している、
問題の外来種のアレチウリ。
いつも漕いでいる多摩川だけど、堀田さんを筆頭に この人達と行ったら
多摩川の違う顔が見えてきた。
そうそう、カワセミや、黒鳥の様な大きな鳥なんかもいたのです。
安部さんは目が慣れているのか、すかさず珍しい鳥達を発見する。
多摩川で見るカワセミは今年に入って3回目の目撃。
人に慣れているのかなかなか逃げない。
めったに見れないカワセミは、やっぱり綺麗でした。
遊びのネタが多すぎて、時間がいくらあっても足りない。。。
年々、中流~下流の水が綺麗になっていて、
うすうす気付いていた多摩川の、川としての豊かさ。
それを再確認しました。
実は、この日に遊んだのは、9月11日に行う 『 丸ごと多摩川 道草川下り 』
といったイベントの下見という名目で。
「下見」という大義名分の下に、それぞれの得意分野で、それぞれを巻き込み
ただただ遊びまくったといった感じでしたけど…。
多摩川を、「捕って」 「見て」 「食べて」 「漕ぐ」。
そんなイベントの詳細・お申込みはこちら → 『 丸ごと多摩川 道草川下り 』
まだ若干の空きがあります。
ご興味のある方、是非!
オオウチ